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ノイタミナオンデマンドCREATORS INTERVIEW

『ノイタミナ』に携わるクリエイター達にスポットを当てたインタビュー記事を公開

Special Interview

湯浅政明MASAAKI YUASA

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PROFILE
『四畳半神話大系』監督、『ピンポン』監督。『四畳半神話大系』はTVシリーズとしては初の2010年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した。
『ピンポン』は、たとえるなら『赤穂浪士』のように楽しんで欲しい。

なぜいまこの作品なのかという

問いかけとともに

今回『ピンポン』のお話が来たときはどんな心境でしたか?

湯浅正直、「なんでいま『ピンポン』なのか」と思いました。最初、『ピンポン』は1度映画化されて、ほかにも松本さんの作品はあるのになとおもっていたんです。でも、つくっているうちに、「今」やる意義が自分の中でみえてきました。

制作中にみえてきたことは?

湯浅「ヒーローが勝つ」というテーマを今あえてやるのがいいんだろうなって思っていますね。今って、夢が持ちづらい空気があると思うのですが、そんな時に夢を持ち続けて勝利する「ヒーロー」を描く事に意義があると思うようになりました。

他に『ピンポン』の制作を通じて感じた事はありますか?

湯浅「『ピンポン』ってこんな人気あったんだ」っていう驚きもありましたね。僕はもともと、原作の大ファンだったんですが、アニメ化発表の反響の大きさをみて、「ここまで人気のあるタイトルだったとは……!」と。あと、実写映画の『ピンポン』の人気の高さも感じましたね。

原作の松本大洋さんともお会いしたんですか?

湯浅そうですね。作品によっては原作者とお会いしないこともあるのですが、ノイタミナ作品では原作者さんとお会いしていますね。『四畳半神話大系』のときも森見登美彦さんとお会いしたし、今回も松本さんとお会いして、お話をさせていだきました。特に今回は、僕から松本さんに質問もさせてもらったりしています。でも、僕が「これってこういうことですか?」と聞くと、松本さんに「それは全く考えてなかったのでびっくりしたけど、それで良いと思います」なんて言われたりして、「いや、本当はどうなのかな!?」と余計考えちゃうこともあるんですが(笑)

ノイタミナらしさを

意識した作品づくりとは

「ノイタミナだから」と意識してつくられる部分はありますか?

湯浅ノイタミナだから、ただ普通に作品をつくっていてもいけないんだろうなという感じもありつつ。自由にやらせてもらえる分、ノイタミナらしい変わったところを入れていこうと思っています。

湯浅監督にとって「ノイタミナらしい」とは?

湯浅オシャレなところとか(笑)。『ピンポン』の場合は、原作自体がオシャレなので、あえて自分のほうで付け足す必要はないんです。逆にちょっとダサい感じというか、わかりやすさを付け加えていこうと思っています。

楽しみです! 最後に『ピンポン』で、視聴者に楽しみにしてほしいポイントがあればお教えください。

湯浅『ピンポン』は人気ある原作があり、しかも実写映画版も人気があった。そういう作品ですが、アニメ版はあまり先入観を持たずに観てくれれば。原作を尊重しつつ、映画でも良いところだと僕が思うところは取り入れつつ、つくっています。原作とも映画とも違う、ちょっとおもしろい『ピンポン』を……いや、ちょっとじゃない、かなりおもしろい『ピンポン』を楽しんでください(笑)。たとえるなら、なんだろうな『赤穂浪士』みたいに、ストーリーは定番として決まっているんだけど、役者や演出、解釈を楽しむような作品として。「今度はどんな『ピンポン』なのかな?」と思ってもらえると。おもしろいものになると思うので、是非観ていただきたいと思います!

(終わり)

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